米中戦争がおきないか不安になります
2017/03/20
今北朝鮮を巡って大変世界が騒がしくなってきました。
金正恩体制を排除しないといずれ核ミサイルを撃たれるかもしれないというので、アメリカが本腰を入れ始めたからです。
ところが、ここに来て中国が大反対をしていますね。それならもっと前に核を作らせないようにしたらいいんじゃないかと思いますが、こんな展開になるとは思っていなかったのでしょうか。
この問題についてアメリカと中国は話し合いをされているようで、2月27日、28日に楊潔篪外交担当国務委員はアメリカに訪れ、トランプ大統領やペンス副大統領、ティラーソン国務長官、マクマスター大統領安保担当補佐官、バノン大統領上級顧問兼首席戦略官、クシュナー大統領上級顧問と会談して北朝鮮の問題について話し合ったようです。
そこで中国が何もしないならアメリカは空爆をするぞと脅したところ、中国がアメリカと共同歩調を取るには次の三つの条件が必要だと言ったようです。
1)台湾と中国が一つの中国だと了承せよ。
2)韓国へのTHAAD配備を中止せよ。
3) 南シナ海を中国の領海と了承せよ。
というものでした。アメリカは1)の一つ中国だけを了承して他は了承できないと答えたようです。
そのため、この問題は決着がついていないのです。
4月に習近平国家主席がアメリカに行き、トランプ大統領と会談し、この問題を話し合うことになると思いますが、この話し合いで決着がつくかどうか。思えば、前回のオバマ前大統領と習近平国家主席の会談が思い出されます。習近平国家主席は二つの大国で大海を山分けしようと提案したらしく、オバマ前大統領は何のことか分からなかったようです。また、理解してもそんな話に応じるわけがありません。それで話がこじれたのですが、その後、中国は南シナ海に進出しています。
中国は、トランプ大統領はオバマと違い商売人だから(下品だから?)、取引(山分け?)に応じるだろうと思っている節もあるようですが、そんな風になるとは思えません。
結局、話がこじれて解決案がでず、アメリカが北朝鮮に先制攻撃をすることになると、中国とアメリカも大変仲が悪くなる可能性があります。
この状況から分かるようにアメリカが空爆などの攻撃に出るとすれば、中国との対談あとになるはずで、また、韓国は次の大統領選が5月9日で、次期大統領は親北・親中派になる可能性がありますから、アメリカがもし北朝鮮を攻撃をするとなるとこの日まで行うことになると思うのです。
結局、空爆などの攻撃を行うとしたら、習近平国家主席とトランプ大統領会談後から5月9日の期間が一番可能性が高いということでしょうか。
こういう状況になると日本も戦争に巻き込まれる可能性があり、大変憂慮しているわけです。