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北朝鮮がミサイルを発射!日米が批判

      2017/02/14


北朝鮮は13日、新型中長距離弾道ミサイル「北極星2型」の発射実験を12日に実施したと発表した上で、実験は成功だったと表明しましたね。

当然、日米はこれに抗議をしています。

技術が確実に進歩しています

固形燃料は迅速な発射に加え、弾道ロケットの推進力を高め、射程距離を伸ばすことを可能にするとしており、北朝鮮の技術は日々進歩していることがうかがえます。

トランプ大統領就任後はじめてのミサイル発射ということもあり、アメリカの対応がどのようなものか興味深いですが、慎重な姿勢を取っていることが分かります。

北朝鮮の狙いは?

金正恩氏の狙いがどこにあるか、アメリカと戦争をするためにこんなことをやっている訳がないと思います。

結局、アメリカとの国交正常化を願ってこういうことをやっているのでしょう。

そのためにアメリカに届くような弾道ロケットを開発しているのだと思います。

ところが、オバマ元大統領時代は、一つに北朝鮮の技術があまり進歩しておらず、脅威というほどでなかったため。

もう一つはオバマ元大統領は、出身が弁護士のためか、人権肌で、人権無視の権力者がたいそう嫌いなようです。

これは、フィリピンのドゥテルテ大統領と首脳会談をしなかったことからもうかがえます。

ですから、北朝鮮とアメリカの国交正常化はオバマ時代には考えられなかったわけです。

トランプ大統領はフィリピンのドゥテルテ大統領にも寛容

ところが、トランプ大統領はフィリピンのドゥテルテ大統領にとても寛容で、麻薬撲滅の政策について「正しいやり方」と持ち上げています。

ドゥテルテ大統領が気を良くしたのは、トランプ大統領に就任の祝辞を送ったことからも知られます。

トランプ大統領と金正恩氏の交渉の実現性

トランプ大統領だと金正恩氏の狙いがあたるかもしれません。つまり、トランプ大統領は、もしかしたら、金正恩氏と交渉をするかもしれません。

それには二つの要件がそろう必要があります。

一つ、北朝鮮の技術が向上して、アメリカが放置できない状況であること。

二つ、韓国が親中反米の態度を取り、米国の軍隊を退けた場合です。

北のミサイル発射には中国が裏で糸を引いているというのは、デマ?

これについて、サンケイスポーツでは、実は裏で中国が糸を引いているというようなことが書いてありましたが、それはかなり眉唾だと思います。

これがおかしいと思うのは、まず、今、中国と北朝鮮は連絡が取れない状況になっているのです。また、北朝鮮が核開発をして良いことは一つもありません。

一つ、純粋に核兵器の脅威がある。事故があるだけでも大惨事であり、中国に影響がある。

二つ、核兵器開発は、韓国や日本のTHAAD配備につながる。

三つ、国連安全保障理事会の決議に中国も賛成していること。

特に中国は韓国にTHAAD配備を取りやめるようにさんざん申し入れしていますが、北がミサイルを発射する度にこの申し入れが難しくなるためです。

 

 

 


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