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爆弾魔と揶揄されるオバマ元大統領

      2017/02/10


オバマ元大統領は平和主義を掲げながら、無人機による殺戮を行い、多くの民間人の犠牲者を出しました。

彼がこの直近の2年間で5万発近い爆弾をばら撒いたことが明らかにされています。

アメリカは世界の警察官ではない!

シリア内戦のテレビ演説の中で、オバマ大統領は退役軍人から「米国は世界の警察官である必要があるのか」という書簡を受け取り、

「米国は世界の警察官である必要がないという考えに同意する」と宣言しました。

これにはアメリカの二つの要因がありました。

一つは逼迫する財政の問題でした。

二つはイラク戦争で多くの若者の犠牲を出したことでした。このイラク戦争のためにその後のイスラム周辺の混乱がある訳ですし、

イラク戦争の正当性も今や否定されているので、大きな負の遺産でした。

それとオバマ大統領の平和主義的思想も関係していたと思います。

このニュースは世界に衝撃を与えました。アメリカは今後同盟国でも戦争支援に入らないのではないかという不安さえ与えたのでした。

 

それ以後、アメリカは紛争地帯へのアメリカ軍の派遣に消極的になり、国際紛争解決について非積極的な解決方法として出来るだけ

アメリカ軍を使わない方法を模索していきました。そのソリューションが無人機による攻撃でした。

 

できる限り地上部隊を投入しない方法を選択したのです。

 

中国はアメリカが派兵しないことをいいことに、あれよあれよという間に南シナ海に人工島を作って領土宣言してしまったのです。

アメリカが派兵するというふりだけでもしていれば、中国は建設を中断したと思うのですが、オバマ元大統領は平和主義のために全く手を打たなかったのです。

この問題は、中国がけしからんという以上にオバマ元大統領があまりにひどかったというべきでしょう。

戦争は国際紛争解決のための最終手段

日本人は平和ぼけをしていて、戦争を永久になくそうというような考え方に多くの人が支配されています。

しかし、戦争は、国際紛争解決のための最終手段であって、国際紛争がある限り戦争は無くならないのです。

これは小室直樹さんがよく本に書いていたことでした。

国際紛争を平和のうちに解決すべきというのは当然ですが、どうしても解決できない場合の最終手段ということです。

戦争を放棄するということは国際紛争の解決手段を放棄することになって、国際紛争は一層悪くなってしまいます。

無人機の爆弾攻撃や爆撃攻撃が移民の一因

無人機での爆弾攻撃は、ブッシュ時代に比べ大幅に増え、テロ容疑者の殺害を名目にしながら、その44%は民間人の犠牲になっています。

2016年4月時点で、英国のNPO「調査報道局」によると、2004年からこれまで、米中央情報局(CIA)はパキスタンで423回の無人機攻撃を実施。その約88%はオバマ政権によるものです。その結果、最大で約4000人が殺害され、うち965人がテロ組織とは無関係の民間人とみられます。

また、オバマ元大統領を史上最悪の爆弾魔だと揶揄しているサイトもありますね。

オバマ元大統領は、テロ容疑者リストをホワイトハウスで見ながら殺戮命令を出していたわけで(これにはアルカイダのビンラディン容疑者も含む)、

そんな陰湿な行為をしていた人を褒める気は起きません。
爆撃機や無人機による攻撃は民間人の犠牲以外に建物などの破壊がなされて、移民の一因になっています。
アメリカの消極的な紛争解決を選んだ結果の悲惨で身勝手な殺戮方法ではないでしょうか。

 

南シナ海の自由の航行作戦も、中国への南シナ海進出を許した後の苦肉の策という感じしかありません。

すでに侵略されてしまったわけですから。後の祭りです。これを平和裏に解決する方法はないと思います。

 

オバマ元大統領は声明を出してトランプ大統領を時々けん制していますね。自分のやってきたことは良いことだと思っているのだと思います。

トランプ大統領の方が平和主義者でないという点で、アメリカや世界にとって良い政治をするのではないかと思います。


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