*

そういえば、瑞剱先生もつらい時期があったと聞きました

   


 「人生は苦なり」といいますが、うちの息子はまだ赤ちゃんから脱却してないのか、よく泣きます。ちょっと自分の思い通りにならないと泣いて抗議します。親ばかなのか、泣いた顔もかわいいので、笑ってみています。
 自分も最近大変苦しかったですが、私のような苦しみは行苦というより苦苦でしょうか。自業自得の道理でどうしようもないものでしょう。私は前世に悪いことをしたのか、多くの苦果がやってきます。

 瑞剱先生でもつらい時期があったようで、先生が話をされていました。長い間生きてきて、今が一番大変だけどなと話されたようです。それは、労組が校長であった瑞剱先生をかなり攻撃されたようです。

 その時に、瑞剱先生は次のようなお歌を歌われています。

日々に念々仏を憶う
この幸せは、この嬉しさは。

 阿弥陀仏を仰いで讃嘆されることの中で幸せを味わっておられたようです。

この時の仏とは何か、それはお仏壇の仏様だぞ
 と教えられたそうです。前にも書きましたが、

きのうはすぎ、あすはあすの風が吹く
七難八苦何のその
われに六字の護りあり

 邪念を抱かず一直線で進みたいと思っています。


 - 浄土真宗