仏教入門 – はじめに
2017/02/20
さて、ここには、小学校の児童が仏教を学ぶための教材を作って参ります。
目的としては、次のことがあげられます。
- 仏法僧の三宝を大切し、明るく正しく仲良くの精神を身につけさせる
- 掃除の実践、一日一善の実践、他人を幸福を喜び、他の人にやさしく出来る
- 仏教の素養を身につけさせる
- 仏教の志を目覚めさせる
仏法僧の三宝を大切にする
仏様を尊敬し、その教えが尊いものであると理解し、それを教えるお坊さんを大切にし、
明るく(仏)正しく(法)仲良く(僧)の精神を身につけさせる。
掃除の実践、一日一善の実践、他人の幸福を喜び、他の人にやさしくできる
掃除の実践は、心を整えるのに基礎になります。
どんなことでもよいので一日一つ善をする。それが心の集中につながります。
他人の幸福を喜び、自分のことを後にする。それは大乗仏教の精神です。それが自然に出来るように育てていきます。
因果の道理他、仏教の素養を身につけさせる
お釈迦様のことや、仏教で教えている教義の概要を理解させます。仏教の基礎的用語を覚えさせます。
また、因果の道理を理解させます。悪いことをしてはいけないということを分からせます。
仏教の志を目覚めさせる
仏教で教える菩提心もしくは出離の心を起こさせる。
出離の心は仏教を求める出発点となる心です。この心は、仏教をよく理解すると自然に発生する心です。
菩提心は大乗の菩薩の志です。ただ、このあたりはあまりに理想的なので中高年の時の目標になるでしょう。
私の幼年時代は仏教を知らずに苦しみました
私が仏教に興味を持ったのは小学校の頃でした。その頃、文化愛護会に入って、あうんの呼吸とか、鳴き龍などを教えてもらいながら、お寺を巡っていました。
高校に入って試験のための勉強が始まり、人を蹴落とすような行為を眼にして、自分にもそういう汚い心があったので大変苦しんだのを覚えています。
その頃、仏教のことを知っていればあれほど苦しんでいなかっただろうと思います。
小さい頃の悩みを少しでも解決させたい。これを読んで理解できれば人生の悩みが少しでも改善できるのではないかと思います。
私もこのような書物を書くのは初めてで、うまい指導書ができるか分からないですが、少しづつ改善しながら書いていきたいと思います。