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中井玄道さんの本を手に入れました

   


 先頃、ネットオークションで中井玄道さんの古本を手に入れました。

 蓮如上人法語類纂というものです。

 文庫本サイズですが、昭和15年ですから、戦争直前の出版ですね。。。

 この本は蓮如上人のお言葉をあいうえお順に索引化してまとめたものですね。法雷の始祖の断鎧さんも同様の本を出しておられます。

 以前、先生が海でしたか、教行信証に多く出てくるので、それをまとめられて瑞剱先生に見せられたところ、三十丸をいただけて(瑞剱先生は先生でしたから、添削の要領だったのでしょうか)、大変よく出来ている。だが、これが仏教勉強の第一歩だと仰ったそうです。

 私はこういう本を手にすると必ず宿善の項目に目を通すのですが、蓮如上人はやはり宿善を仏力と理解されているのが分かりますね。。。

 少々古い本なので、痛まないように大切に取り扱いたいと思います。

 そういえば、昔は、神戸の法雷会館に説法を聞きに行くと行きは一度大阪駅で降りて、必ず古本屋に行きました。そこで浄土真宗関連の本を購入して、それから法雷会館に行ったものでした。

 変な話ですが、京都から三ノ宮に行くのにはJRの場合は、一度大阪で降りた方がトータルの値段が安くなります。50円だったか、幾らかハッキリ覚えておりませんが。。。それは、大阪で降りたために分かったことですね。(私は新幹線は京都駅まで買って、そこから快速で三ノ宮まで行っていました)

 古本屋さんのご主人と話をしましたが、そこの古本屋さんは、東京の仏教書の古本屋で働いて修行したと言っていました。だいたいは、仏教学者さんがなくなられた時に、その方のところに言って仏書を沢山購入し売っているような話をしていました。こういう商売も大変だなぁと思った記憶があります。そして、そのご主人は、今の本などいくらの価値もないとも言っていました。もう15年以上も前の話です。確かにその当時読もうと思える仏書はほとんどない状況でした。

 先の中井玄道さんの話に戻りますが、

 中井玄道さんは、戦後のヤミ市に手を出さず、配給だけに頼ったために栄養失調で亡くなれたといいます。ご家族には太ったブタよりやせたソクラテスの方がいいと言っておられたそうです。

 私の先生は、少々凡夫的でヤミ市にたばこ片手に出かけていって、たばこをヤミ市で売って、そのお金で仏書を買っていたと言っていました。

 お二人とも良い先生です。


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